遠藤卓也
本棚にいる、たくさんのグッド・アンセスターたち。

『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』(ローマン・クルツナリック著/松本紹圭訳)を巡る対話の記録。
ポッドキャスト「Temple Morning Radio」の熱心なリスナーであり、音を通じて仏教の実感を深めている仲間のひとり、 小関 優さんにインタビューさせてもらいました。
僕は昨年11月に杉本恭子さんから同じテーマでインタビューをしてもらっているのですが、その時と共通していると思ったのが
時代や文化や国を超えて、みんな何か同じような気持ちがあるんだなって感じるんです。
という感覚。
小関さんは例えば窓の外の雪景色を見ながら思い出した李白の詩に実感し、僕はボブ・ディランの音楽を聴きながらそんなことを考えたりしている。
『グッド・アンセスター』という本をはじまりとする「問い」によって、その人が言葉にしていなかった思いやユニークな個性があらわれると同時に、時間や空間を越えて共通する感覚も見えてくるという不思議。
このグッド・アンセスター・ダイアローグが数珠つなぎ的に広がっていって、いつか一冊の本になったらいいなあ。
▼ 本棚にいる、たくさんのグッド・アンセスターたち。|小関優さんとのグッド・アンセスター・ダイアローグ