誰そ彼 Vol.04 レポート

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【ライブダイジェスト】  (文・木原健)

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最初に登場いただいたのは「ボサノヴァ系?ソロユニット」ことcinnabomさん。スタンダードナンバーとオリジナル曲を取り混ぜてアコースティックギター一本で弾き語り。ボサノヴァの優しさと力強さを堪能。本堂の雰囲気を慈しむように演奏する姿と肩の力の抜けたMCが印象的でした。

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次の登場はvol.1にも出演していただいたギターの西出さんと、トロンボーンの古池さん・バイオリン木下さんのユニット。前回同様即興演奏です。何を聞くか何を感じるかはあなた次第。三者三様の演奏が重なるとき、思わずぞくりとするような瞬間が訪れます。

antifrost.jpg再びDJの後に登場したのはギリシャからの来訪者ilios + as11。ラップトップから出てくるデジタルなノイズは心地よいゆらぎの中に文化の出会いの可能性も漂わせていました。日本ツアー終了直後、お疲れのところに合流していただいてありがとうございました。


なお今回は開演から終演に渡り、第2回目の誰そ彼にも参加いただいた梶高慎輔[ROOM301]さんと、遠藤正典さんにVJをやっていただきました。本堂の壁一面を使ってのビジュアルワークは今回も素敵でした。うっとり。今回PAで参加いただいた福岡功訓さんにも感謝です。次回もどうぞよろしく!

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誰そ彼 Vol.03 レポート

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文・遠藤卓也

mukai01.jpg二〇〇三年十一月初日、半屋外のイベント「誰そ彼」には、少し遅いかなという気もありましたが第三回開催もお日様の助力を得られ、まずは一安心でした。
一回目の7月は19時だった日没時刻も17時半との予報、徐々に早まる誰そ彼刻がますます季節を実感させてくれます。
誰そ彼選曲陣による夕暮れ向きBGMで相変わらずのリラックスした空気が本堂に漂ってきます。

今回初登場となった"誰そ彼茶"や"チャイ"を飲みながらテラスで談笑する人達、堂内に座って音楽に身を委ねている人達、それぞれにゆったりと降りる秋の誰そ彼どき、その空間を縫うようにライブ演奏が始まりました。

sakura.jpgまず登場したのは上机さくらさん。今回は会場がお寺ということでギターとベースとのミニマムなトリオ編成での演奏となりました。上机さくらさんは10月に1stアルバムを出したばかりの23歳のシンガーで、都内のカフェやライブハウスを中心にライブ活動をなさっています。EBTGやPort of Notesに影響を受けたというボサノバを基調としたカフェ/ラウンジ・サウンドが特徴です。
そして、スケール感があるのに親和性に溢れている歌声は老若男女問わず皆から好かれそうな不思議な魅力をもっています。
会場がお寺だったとうのもあってか、演奏後に「こういうライブならお母さんと来ても良かったな」という声が
お客さんから聞こえてきたのがとても印象的でした。
繊細な弦の響きと、柔らかな上机さんの歌声が本堂を包み込み
爽やかに駆け抜けていき、秋の夜長へと私達をいざないました。

okyou.jpg再び誰そ彼選曲タイムを挟み、二人のお坊さんによる読経が始まります。
今回はシンセサイザーによるアンビエンスの上で
詩の朗読とお経を繋げるという新しい試み。
暗がりにぼおっと美しく浮かび上がる仏様を見ながら
朧げに感じる非日常的な空気と彼岸の気配によって、
「地下鉄あがってすぐ」の場所とはどうも思えなくなってきます。

そして様々な輪郭が曖昧になった頃に、向井秀徳さんが登場しました。
"法衣を着たツェッペリン"こと、ZAZEN BOYSで活躍中の向井秀徳さんは
「無戒秀徳エレクトリック&アコースティック」という名義で
ギター一本弾き語りの演奏をしてくださいました。
装飾の少ないギターサウンドは透明度が高く、
映像的な歌詞がダイレクトに迫ってきて胸が熱くなりました。
mukai02.jpg神谷町や六本木の界隈なんかは特に、向井秀徳さんの歌詞のイメージを重ね易い土地だと思います。そしてそれは朝方や夕暮れの境界が曖昧な時間帯だとより馴染ませ易いのです。
時折混じるファルセット・ボイスも、更に"うた"を近くに届けてくれる為の大事な役割をはたしているような気がしました。
お客さんとの距離が凄く近いので、参加型のコミュニケーションなどもとりつつお馴染みのナンバーも含めた多数の楽曲を披露してくださいました。
そして最後は「野に咲く花のように美しくなりたい~」と皆で合唱。
とても楽しい秋の夜はすっかり更けていきました。

誰そ彼 Vol.02 レポート

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(文・斉藤仁昭)

tasogare2_open[1].jpg2003年9月13日に開催された第2回目の誰そ彼は3組のミュージシャンと1組のVJをお迎えし、延べ200名ほどの参加者で賑わいました。当日はまさに残暑というにふさわしい日で日没後も汗がうっすら滲むほど暑かったのですが盛況のうちに閉幕することができました。参加者のみなさま、まことにありがとうございます。予定より30分ほど遅れましたが、前回同様2人のお坊さんによる読経で会はスタートしました。その後DJが音楽を流して徐々に空がたそがれていきます。

tasogare2_m.jpg日がほとんど落ちてしまった頃、空が夜の色になってしまう一歩手前の6時半からムースヒルさんとバンドの皆さんの演奏が始まりました。爪弾かれるギターとハープの音色や和音が日没時の曖昧な空の色と相まって胸が切ないような懐かしいような気分になりました。徐々に演奏のテンションが高まっていき、ドラムスとサンプラーと弦楽器の音が胸のどきどきするようなアンサンブルを奏でていました。

DJを挟んで二番手はティコムーンのお二人。ギターとハープでの演奏。たくさんの弦から紡がれる音に胸が躍ります。ギターの影山さんのマイクパフォーマンスも素敵で、「夏祭りのようだ」という言葉がまさに会場の雰囲気を言いえていたと思います。

tasogare2_t.jpgところで今回はイトウさんとハヤトさんのライブのときだけの予定だったはずが全編に渡りroom301のお二人に映像を担当していただきました。会場に華を添えた映像には慎ましさと力強さが感じられ、見とれていたお客さんも多かっただろうと思います。

ときに会場では、テラスでお酒を楽しむ方、持参した食事を召し上がる方、本堂で横になってくつろぐ方、演奏に聞き入る方、会話に花を咲かせる方、みなさんそれぞれの楽しみ方をしている模様。この場ではじめて出会った人とも気楽にお話のできる雰囲気があり、静かに人の輪が広がっている様子も見受けられました。そうして豊かな出会いがこの場で生まれればよいなと思いました。そして空には明るい月が出ていました。秋の気配。

tasogare2_n.jpg最後はイトウカナメさんとハヤトさんの演奏。淡々とした静謐なビートに徐々に音数が増えていき、それにギターの音が彩りを加える。身の引き締まるような研ぎ澄まされた音。ピアノのサンプル音が本堂に響き渡ります。曲の世界にじっと聞き入る人の姿が多く見られました。終演後は盛大な拍手。

全ての演奏のあとご住職に登場をお願いし「お経もまた音楽です」という言葉をいただき、最後にはやはり2人による読経。そしてみなさんでの唱和。誰そ彼では、禮拝聖典(お経の載った冊子)をお配りし、参加者の方々にもお経を読んでもらえるようにしています。読むか読まないかはもちろん自由ですがお経を声に出すのも歌っているみたいで案外気持ちの良いものです。次回ご来場の際には是非お経を口ずさんでみることをおすすめします。

tasogare2_rjpgお経も終わり会は閉幕。みなさんがそれぞれに音楽から、お寺の雰囲気から、お経から、出会いから、空模様から、そのほか様々なことから今日の誰そ彼で感じたことを日常に持ち帰ってくれたことと僭越ながら思っています。

参加者のみなさまどうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

誰そ彼 Vol.01 レポート

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(文・松本圭介)

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7/19(sat)に開催されたアンビエント音楽会『誰そ彼』、無事終了しました。
当日は天気が心配されましたが、なんとか雨も降らず、延べ100名ほどにご来場いただく大盛況の会となりました。

夕方から始まった会は、日暮れ時を迎えて人もいっぱいに。本堂でみんなごろごろしている光景はなにか異様です。mojaveとtwothousandandのライブでは、会場が静まりかえり、みなさん思い思いに演奏に耳を傾けていました。

最後はみなでお経を唱え、閉会。

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ライブに出演してくださったmojaveとtwothousandandの皆さん、遊びに来てくださったみなさん、お手伝いをしてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
どうぞ次回もお誘いあわせの上、みなさまのご参加をお待ちしております。

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